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あーちゃん卒園! [ちっとぱっこ親ばか日誌]

今日はあーちゃんの卒園式でした。

昨日は2週間ぶりの登園日だったのですが
ひたちなか市内で新型コロナウイルス感染者が出てしまったので
卒園式を無事できるのかどうか…とにかくひやひやでした。

でも、先生方の配慮の元、本日、ぽかぽか陽気の青空の下
無事、園庭で卒園式を実施していただきました。
よかった~、きちんと区切りをつけられて…。

もう、とにかく感無量です。

振り返れば3年半前…。
ちょうど、病院で自閉症スペクトラムの診断を受けた直後でした。
入園説明会のホールに入ることも出来ず、廊下でギャン泣き。
園庭に行けば、わき目も振らず走り回り、こちらが一瞬でも目を離したら
誰かに激突間違いなし。とにかく常に起きている間は目を離せない子でした。
言葉は一言もしゃべれない、おむつは取れない。
言葉はわかっているのに、言うことは全く聞かない。
癇癪は起こす、手をつなげば振り払う…。

こんな子が普通の幼稚園に入って、やっていけるんだろうか?
受け入れを拒否する幼稚園もありました。
どこにも居場所なんてないと思ってかなり落ち込みました。
あきらめかけたところ、受け入れてくれたのが今の幼稚園でした。
園長先生にあーちゃんの短所をずらずら並べて
「こんな子なんです。それでも大丈夫でしょうか?」そう聞いたら
「お母さん大丈夫です。普通に育てるだけですよ」とにっこり。
もう、地獄に仏でした(T_T)

そんな不安しかないスタートでしたが…

蓋を開けてみれば…先生方は子育てスペシャリスト揃い。
子供たちはなんの偏見もなく、そのままのあーちゃんを受け入れ、仲良くしてくれました。
あーちゃんの受け入れを瞬時に拒否した、お勉強幼稚園とは全く対応が違いました。
お友達と先生の作る小社会の中、年齢相応のことをたくさん学ばせてくれました。
外で体を動かし、感触が大の苦手だったどろんこが大好きになり…
季節を肌で感じて、木や葉っぱや花が大好きに。

おむつは取れて、言葉も出て、気づけば、自分のことを自分でしようとする自立心まで。

とにかく言葉が出ないのがずっと悩みの種でしたが…
昨日の夜はこんな会話をしました。
「あーちゃんどうやったら小さくなれるの?」
「あれ?小さくなりたいの?」(いつも早く大きくなりたいと言ってるのに?)
「あーちゃん、小さくなって〇〇幼稚園でずっと遊びたいんだよ。
 ねえ、どうやったら小さくなれるの?」
「残念だけど、小さくはなれないんだよ」
「え~、あーちゃん、幼稚園にずっと遊びたいのに」
「そうだよね。あーちゃん幼稚園大好きだもんね。
 幼稚園では何をやりたいの?」
「あーちゃんは、どろだんご作りたいんだよ。
 〇〇ちゃんはどろだんご上手なんだよ。
 あーちゃんは今日失敗しちゃった。へたっぴだから。
 明日、卒園式でどろだんご作ったらどうなる?」
「それはちょっとできないね。ブッブーだよ」
「え~、やりたいのに~」

…と、ずいぶん会話が成立することが多くなりました。
一人でブツブツよくわからないお話を作っていることも多々ありますが
以前と比べれば、ものすごい成長です。

まだまだだけど…ずいぶんおねえさんになったんだなあ(しみじみ)

こんな形で通園できなくなってしまったのは心残りですが
でも、卒園式だけでもできて本当に良かった!

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卒園式の後、大好きなお山に登るあーちゃん。
最後まで土だらけ(^^;)



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先日、「ノン・ブラック小品展」に出品した作品は実は卒園文集用の物。
今回、作品をスライドさせて園に飾っていただきました(^^)



4月からは、いよいよ小学生。
果たして今の状況で入学式はできるのかも怪しいかんじですが…
とりあえず、今はほっと一息。

あーちゃん、卒園おめでとう!
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